シルク(糸素)
シルクと美肌にまつわる話
「シルク工場で働く女性社員の手は透き通るように美しい」という話があります。
これは、無錫市にあるシルクの老舗メーカー(糸密斯/Smiss)での話で、毎日シルクに触れ製品加工に携わっている女性たちの手がとても美しいということなのだそうです。
この話が何よりシルクの美肌効果を語っています。
シルクの特徴
シルクタンパクには、異なる2種の「フィブロイン」というたんぱく質と「セリシン」というたんぱく質を含んでおり、これらが肌へ栄養補充します。
このシルクタンパクから人体に必要な8種のアミノ酸(人工的に合成することができないもの)を含めて20数種類以上ものアミノ酸エッセンスを取り出し、肌細胞がこの栄養分を吸収するとお肌の健康(弾力、ツヤ、ハリ)を維持することができ、お肌の老化問題を防ぎます。
また、天然のシルクタンパクは50倍もの水分を吸収することができる天然保湿因子でもあります。
※シルクメーカー、丝密斯(Smiss)の説明より
中国史の中のシルク
シルクは中国の古代医学書に登場しています。
唐王朝時代(7~10世紀)孫思襞の「千金要方」
著者の孫医師は世界的に有名な薬物学者で「薬王」「神医」と呼ばれており、中国史上最初の臨床医学百科全集となる。
宋王朝時代(10~13世紀)王懐隠の「太平圣恵方」
民間治療方を集約した医学書。
明王朝時代(14~17世紀)李時珍の「本草網目」
今では本草学の基本書ともなる漢方薬書。
こういった歴史的医学書にも「シルク」について「肌に使うと美しく変化し、シミをなくし、皮膚の炎症を治めることができる」と記述されています。
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